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e-site DICOM Passport とは?

病院にある CT や MRI などの診断装置や PACS に繋ぐだけで、病院外の読影医が普通のパソコンで読影できてしまう魔法の装置。

詳しくはこちら。 http://www.esite-hc.com/cn03/telerad-gaiyo.html

その仕組み

  • 病院に設置する送信装置(実装はルーターとパソコン)によって VPN を使ったインターネット回線でクラウド上のデータセンターと安全に接続する。
  • 病院側から依頼を出すことで、画像と依頼内容がデータセンター内のサーバーに転送される。
  • 読影医はインターネット端末からこのサーバー上の画像をサーバー上の専用ソフト(DICOM ビューワー、レポーティングシステムなど)を使って読影する。端末内には特殊なソフトは不要。この接続は SSL を使って安全性を確保している。読影医に必要なのは ID とパスワードのみ。これを知れば即座に世界中どこからでもアクセスできる。

その特徴

  • 読影医が病院内の送信装置や PACS に直接接続するわけではないので安全である。
  • 読影端末はデータセンターのサーバー上の仮想読影端末の画面を読影端末に表 示するだけ。データを受け取ったり、データを処理するわけではない。そのため計算速度の遅い端末や遅い回線でも快適に使用できる。
  • 機器は病院側には1台ですむ。安価でシステムが組める。
  • 読影端末は読影医所有の既存のものが使えるのでほとんど費用なしに読影医を増やせる。
  • システムは読影会社とは無関係なので、読影会社を変えても投資は無駄にならない。
  • 読影医は病院側が任意に決定できる。

e-site DICOM Passport の画期的使用法

病院と読影医

  • 通常の使用法であるが、読影医には ID とパスワードを知らせれば即座に読影ができるので、誰でも(国外にいる医師でも)どこでも(新幹線車中や宿泊先のホテルの部屋からでも)いつでも(夜中でも)読影が可能。
  • 常勤医に学会中、休暇中に読影してもらうことも可能。
  • 読影医とは病院側が任意の条件で契約できる。

病院とクリニック

  • クリニックからの CT/MRI 撮影の依頼のために患者を紹介してもらう場合、このシステムで依頼医が読影あるいは参照できるようにしておけば、患者の画像をいちいち CD-R などに焼かなくて済む。

よくある質問

病院側の端末について

  • 送信装置はルーターと PC が必須。依頼用紙を取り込む場合はスキャナ、報告書を印刷する場合はプリンタがセットにつく。
  • 費用については、一括購入とレンタルがある。
    • 一括購入は最小構成で100万程度で、CT/MRIの更新時にオプションに乗せても問題ない金額。次年度以降保守費が必要。
    • レンタルは、月額3万円で、初期費用無し、接続費用込み。常勤読影医が見つかるまでの間、導入するのにお手軽。
  • 必要な回線は通常のインターネット回線。通常 VPN が必要なので、固定IP サービスが安いプロバイダを選ぶ。

読影医側の端末について

  • サーバー上のレポーティングシステムや DICOM ビューワーを使用するので、端末は普通の Windows マシンでよい。Windows2000、WindowsXP、Windows7 で使える。
  • Linux マシンでも使用できる。
  • Macintoshでも使用できる。ただし、DICOMビューワーの操作には 2ボタンマウスが必要。
  • 画面は広ければ広い方が使い勝手はよい。マルチモニタ(2面、3面)が便利。高精細のものが望ましいが、最近の液晶なら CT/MRI の読影には困らない。
    • ノートパソコンでも使えるが、縦のドット数が大きい方が使い勝手がよい。最低 768ドットは欲しい。600 ドット以下ならボタンが画面の外にはみ出してしまい苦労することになる。
  • 回線は速ければ速い方がいいが、FOMA でもなんとか使えるレベル。光でなくても ADSL で問題なし。
  • DICOM データは読影端末には転送されない。端末を盗まれてもデータは流出しない。従来の遠隔画像診断システムのようにデータを消去する手間が不要。
  • かな漢字変換もサーバー上のものを使用するので、前回使用した辞書を続けて使用できる。
  • サーバーから各端末のハードウェアまでは制御できないので、AmiVoice などの音声入力は端末側で使って、変換されたテキストをクリップボード経由でサーバー上のレポーティングシステムに貼り付ける必要がある。

病院の支払う費用について

  • システムにかかる総費用は初期費用、メンテ料、システム使用料(1件あたりの従量制部分)などからなる。
  • システム使用料と読影対価(読影フィー)とは別になる(支払う相手が異なる)。
  • システムの初期費用はイーサイトに対するもので、分割払いもある。
  • メンテ費用もイーサイトに対して支払われる。
  • 読影1件あたりのシステム使用料は、病院とイーサイト、病院と読影医との契約内容によるが、通常は病院がイーサイトに支払う。
  • 読影フィーは読影医ごとに病院から支払うことが原則だが、読影医が読影会社やグループラジオロジーに属して入る場合はそこに一括して納めることができる。
  • 病院の支払いを簡素にするため、読影フィーに読影1件あたりのシステム使用料を加算して読影会社に支払われることがある。病院は本来振込先が別々の毎月の費用(読影フィーとシステム使用料)を一本化して支払うことが可能となる。

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Last-modified: 2012-10-12 (金) 07:11:56 (4216d)